虚構に生きる

高二中二小二のあの頃の気持ちに戻ろうというコンセプトなのです。

聡と賢治のお下がり

聡と賢治のお下がりだ。


おさがり癖はいつものことだ。

兄が一度も着なかったお古。着古したお古。物心ついた時から他人のおこぼれを貰い続けてきた。

お昼ごはんのミルメーク付きの牛乳とか、キャンプの飯盒の残りとか、修学旅行のペアとか。

下の下で平々凡々と生きてきた。


でもまあ、このお古は結構良い。